2016/08/01
スクラッチで筆算を作ろう~たし算編
東京都渋谷区にある小学生対象のプログラミング教室スモールトレインで講師をしております福井です。2020年に小学校でプログラミングが必修化されるという話ですが、現在のところ、その詳細はよく分かりません。
唯一分かっているのはプログラミングという授業が増えるわけではなく、プログラミングを算数や理科の授業内で扱うということです。具体的には算数については「筆算」というものがあがっています。そこで今回はスクラッチで筆算を作ってみました。
簡単に作ったので、これよりもさらに良いプログラミングがあるかと思いますが、取りあえずということでアップしてみます。
まず最初に何ケタのたし算か聞きます。これは大きい方の桁数だけを聞いていて、3桁+1桁の場合、1桁のほうには前に0を2つつけています。入力した数字の桁数を数えて計算することもできますが、まずは早い方法で。ここでは3桁の計算をします。
次に足される数を聞きます。ここでは「258」を入力します。
足す数は356にします。さて答えは…。もうわかりますよね
答えは614です。繰り上がりの問題もクリアしていますよね。
これはたし算ですが、引き算ももちろん作っています。今度は繰り上がりではなく、繰り下がり。たし算か引き算のひっ算のどちらかのプログラミングができてしまえば、どちらも同じぐらいに感じるかもしれません。
ちなみに私はリストを使って計算しています。このやり方が結構慣れているのですが、変数だけで簡単にできる方もいるでしょうね。一応、コードも張っておきますので、参考にしてみてください。
ゲームだけでなく、算数の何気ない問題や公式、アルゴリズムをプログラミングしてみると、いろいろと気づくことがあって面白いです。こうしたことが2020年から行われるのかどうかは分かりませんが、算数の問題をプログラミングすることで、今まで違った算数が見えてくると思いますよ。
現在、プログラミング教室スモールトレインでは、説明会&体験会を実施中です。8月の説明会&体験会は8月6日(土)、8月17日(水)~19日(金)です。自習教室の内容も含め、気軽にご参加ください。