2016/09/07
プログラミングと考える力を育てるということ
東京都渋谷区にある小学生対象のプログラミング教室スモールトレインで講師をしております福井です。スクラッチを使ってプログラミングを教えていると、最近では小学生に「○○だから動かないの当たり前だよね」と指摘されることがあります。本当に私が気づいていない指摘があるのは驚きです。
物事を考えるというのはいろいろなレベルがあります。プログラミングの問題を読み、課題を整理してプログラミングを作る。もし間違っていたら修正するという一連の流れを問題なくできるのであれば、おそらくその方はプログラミングを勉強しなくても物事を考えるということができることでしょう。
プログラミングでいえば逐次、条件分岐、繰り返しといった部品を組み合わせて、ひとつの製品を作っていくイメージですが、それぞれの部品をどう作るかということで頭を使います。ただこうした部品を作ることだけで考えるということではありません。
問題文を読んでこのようなプログラミングを作ろうと決めるだけでも考えることになります。また、なぜこのプログラミングが変な動きをするのかを考えるのもまたプログラミングです。間違い見つけ、それを直すことができなかったとしても、間違いを見つけることができただけで考えていると言えるでしょう。
こうしたことは明確に効果を測ることはできません。ただ先生に答えを聞かずに、自分で考える癖をつけること、答えが○になることだけが考えるということではないということ、こうしたことは理解できるようになると思います。
「ここがおかしい」は指摘できるけど、「こうしたらいい」まで考えられるようになるには、継続的にプログラミングの勉強をしていく必要があるなと思います。プログラミングというのは正しい答えはありません。それはあなたが作ったプログラミング。自分で責任もって作ってねと私は常に言っています。答えは先生は知りません。答えはあなたしか分からないのだから。
多くの方にプログラミング教室スモールトレインに参加していただくため、コースとして月2回、月4回、月8回とあり、曜日固定ではなく空いている時間に来られます。遠方だからと悩んでいる方もぜひ説明会にご参加ください。お待ちしております。
現在、プログラミング教室スモールトレインでは、説明会&体験会を実施中です。9月の説明会&体験会は9月11日(日)、9月22日(木)です。ぜひお気軽にご参加下さい。