2016/07/12
windowsとITバブル
東京都渋谷区にある小学生対象のプログラミング教室スモールトレインで講師をしております福井です。第15 回目は「windowsとITバブル」です。
windows95の発売とコンピュータ
私は1996年に大学に入学したので、当時windows95が発売されたばかりでした。といっても大学では95に変わっておらず、windows3.1を使っていました。自分でパソコンを買った時はwindows95が入っていたので、大学の3.1と比べその操作性の良さに驚嘆したものです。大学在籍時にはwindows98も販売されており、秋葉原では長蛇の列になっておりました。
’98年7月25日0時00分。カウントダウンが終了するとともにWindows 98の販売がスタートした。事前予想ではあまり盛りあがらないと言う人も多かった今回の深夜販売も、フタを開けてみれば予想外の盛況で、ショップ関係者も「お祭り」の成功にホッと胸をなでおろした様子。給料日直後という好条件も重なり、夜が明けた後もアキバは人で溢れ、大型店のソフト販売フロアでは長い待ち行列も発生した。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/980725/win98.html
一方、私は理工系の大学でもあり、「windowsは使わない」という人もいて、webブラウザはNetscapeを使っていました。特に何が良かったかは分からないのですが、「フリーで提供するなんてすばらしい」という思想を支持する人が多かったのかもしれません。そのためかどうか分かりませんが、いまだにInternet Explorerは使わずChromeを使用しています。
そういうこともありまして、Linuxをパソコンに入れまして卒論はTexで書きました。内容はどうしようもない卒論でしたが、書き方の方に凝ってしまったのかもしれません。当時はwordで数式、積分が書けなかったのですが、Texでは大変きれいに書くことができました。
そして大学を卒業するころはITバブル。IT系の就職はとても良かったです。私はIT系でもなく理系でもなく文系の大学院に行ってしまったのですが、当時のITの盛り上がりはすごかったです。しかしそれもすぐに崩壊してしまいました。
ITバブルが起きた原因は以下のように言われているようです。確かにとりあえずIT系に投資しておこうという雰囲気はあったかもしれません。そして気づいたわけです。「あれ、これバブルじゃない?」
- 金融緩和で世界の投資マネーが過剰流動性相場にあった
- アジア通貨危機とLTCMの破綻で、マネーの投資先が限定された
- ビルゲイツや孫正義が大富豪にのし上がった事が、IT企業に肖りたい投資家心理を加速させた
一気に冷めたITバブルの崩壊、そして同時多発テロなどもありまして、2000年初頭は大変な時期でした。その後もwindowsシリーズは販売され続けますが、95や98のような盛り上がりはなかったと思います。
今も使っているwindowsですが、これからどのような進化を遂げていくのでしょうか。とりあえずはwindows10へのアップデート通知はやめてほしいなと思うこのごろではありますが…。
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